夏休みの宿題と言えば「昆虫採集」や「押し花収集」だったが、今の時代はもうないような気がする。昆虫を嫌い云々ではなく、インターネットで検索すればありとあらゆる昆虫の画像が出てくるし、家で昆虫採集をまとめていようものなら親から「気持ち悪い」なんて言われそうだし、そもそも都会には押し花を採集できるような自然がない。
私も数年前にこの223マガジンでコレクションものとして写真を撮り始めたものがある。夏休みの宿題ではないが、しっかりと採集して、いつかコレクションとしてこの場で発表するつもりだった。
しかしそれから3年、私の採集は一向にその数を増やすことなく、ここに終結宣言をすることとした。それが「富士山マンホールコレクション」だ。
もちろん私の集めようという根気と気力が不足したのがその理由だが、実はもうひとつ続かなかった理由がある。それはこの「マンホールコレクション」をしっかりと集めて、掲載している人がそこそこいるのである。
最初に地面に映える富士山マンホールを観た際は感激感動し、「こんなに素晴らしい富士を皆さんに知らしめるのが私の使命だ」と感じたが、あっという間にその気持ちが消え失せてしまい、それから数年、最初に撮影したこの1枚のマンホール写真で終わってしまったというわけだ。
まあこのタイトルから言えば、今年の夏は富士山のマンホール写真を一気に集めるぞと言いたいところだが、白旗を掲げ断念したい。
夏の計画にならなかったが一応意気込みだけの計画ということで これにて失礼します。
撮影本人
2014年頃撮影したような…、記憶が定かではなくなっております。