富士山世界遺産協議会作業部会の静岡関係者会議が１６日、富士宮市役所で開かれた。２０１６年２月をめどにユネスコ世界遺産委員会に提出する保全状況報告書の全体構想を協議し、危機管理戦略に噴火時の登山者安全対策を盛り込む方針を示した。

御嶽山の噴火を受け、横内正明山梨県知事は１５日の会見で、富士山の来年の夏山シーズンに向けて、年内をめどに突発的な噴火への対応をまとめる考えを示した。

山梨、静岡両県の富士山周辺の１５市町村でつくる環富士山火山防災連絡会は１５日、鳴沢村で定期協議会を開き、富士山などの火山活動に関する講演を聞いた。

富士山麓の山梨県内７市町村がつくる富士山火災防災協議会が１４日開かれた。御嶽山噴火を受け、えん堤整備など富士山噴火に対策する早急な対策を国に要望するため、期成同盟会を立ち上げることを決めた。

御嶽山の噴火災害を受け、川勝平太静岡県知事は１４日の定例記者会見で、富士山の登山道にも避難シェルターを設置する必要があるかどうか、「検討を始める」との意向を示した。

静岡県最大の野外音楽フェスティバル「朝霧Ｊａｍ（ジャム）」が１１・１２日、富士宮市の朝霧アリーナで開催され、富士山世界遺産国民会議も初めて参加した。

静岡新聞社客員論説会議が１０日、都内で開かれ、富士山の環境保全などについて本社側出席者と意見交換した。