御嶽山の噴火災害を受け、富士吉田市は１１月１日に「富士山火山対策室」設置する。富士山の突発的な噴火を想定し、住民らの具体的な避難計画に策定に当たる。

政府は9日、火山噴火に備えた避難体制づくりの基本となる「火山防災体制指針」を改定する方針を固めた。また、山梨県富士吉田市で行われた研修会で、予知連会長が富士山の噴火は「火口複数、予測困難」とした。

観光業者や自治体関係者らを対象にした富士山噴火に関する研修会が9日、富士吉田・山梨県富士山科学研究所で開かれた。

横内正明山梨県知事は8日、御嶽山の噴火を受け、火山防災対策の強化を検討している富士山について、噴石などの落下物から身を守る避難壕（シェルター）などのハード整備は「当然必要だと思っている」とし、有識者の意見を聞きながら検討する考えを示した。

富士宮市は７日、世界遺産富士山の構成資産の一つ、白糸ノ滝（同市）に整備した滝見橋が、日本デザイン振興会主催の本年度グッドデザイン賞を受賞したと発表した。

静岡県は７日の県議会９月定例会一般質問で、富士山頂で公衆無線ＬＡＮサービス「ＷｉＦｉ（ワイファイ）」が無料で利用できる環境を整備する方針を明らかにした。

御嶽山の噴火を受け、山梨県は７日、富士山の防災対策を話し合う庁内連絡会議を開き、突発的な噴火を想定した登山者や観光客の避難対策などの検討を始めた。

富士山噴火などの緊急時に避難路として活用できるか検討するため、山梨県は「お中道」など富士山の道の調査を始めた。

富士山５合目北側の斜面に空き缶などのごみが大量に投棄されているのが見つかった問題で、環境省や県などは、１７日に撤去することを決めた。