12月10日(土)、東京渋谷区の鳩森八幡神社内にある富士塚、千駄ヶ谷富士を訪ねました。
登山道の左には里宮があり、山頂には奥宮をはじめとして、金明水、銀明水等、しっかりと富士山が再現されていました。
また山道脇には食行身禄の石像も安置されていました。
千駄ヶ谷富士は、寛政年間に築造され、大正12年に修復されています。
11月21日(月)、東京・台東区の東京文化財研究所で開催された文化遺産国際協力コンソーシアムの第19回研究会「シルクロード 世界遺産登録後の問題と日本の課題」に参加しました。
岡田安良同会副会長の開会挨拶に続き、山内和也帝京大文化財研究所教授が「世界遺産登録後の問題と将来に向けた各国の動向」、林俊雄創価大文学部教授が「草原の道の世界遺産を考える」、鈴木靖民横浜歴史博物館館長が「古代日本とシルクロード研究ー東部ユーラシア世界論を中心として」、北本朝展国立情報学研究所コンテンツ科学研究系准教授が「ディジタル・シルクロード・アーカイブス構想ー現状と課題」と題し講演しました。
また、第2部では、青木繁夫東京文化財研究所名誉研究員の司会で、上記講演者4人に早乙女雅博東京大教授を加えたパネリストによるディスカッション「東アジアにおけるシルクロード」が行われました。
テレビ会議授業
10月25日(火)、26日(水)の両日、静岡県御殿場市・裾野市と宮城県仙台市の小学校による、キッズ・スタディ・プログラムの交流学習の山場として、テレビ会議を利用した授業が実施されました。この授業は、小学生相互の親近感を高め、小学生が主体的な活動として取り組む、よい機会となりました。今回はiPadを使ってSkype(スカイプ)というツールで相手校とつないで交流しました。
授 業 の 流 れ
授業・活動の流れ |
○内 容 ◆教師 | |||
10/25(火)御殿場東―六郷 | 10/26(水)裾野南―片平丁 | |||
挨拶ときょうのめあて確認
1分 |
◆テレビでお互いの顔や声を確認。
◆きょうのめあてを確認。 ○全員で明るく元気に挨拶。 |
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発表 19分/20分 |
◆学校名を名乗ってスタート
○御殿場東小から「江戸」「徳川家康」「富士山」について各グループごとに発表。 ◆六郷小のみなさん、何か質問はありませんか? ○質問に随時答える。 |
◆学校名を名乗ってスタート
○片平丁小から「地元の風土」「祭り」「伊達政宗」などについて各グループごとに発表。 ◆裾野南小のみなさん、何か質問はありませんか? ○質問に随時答える。 |
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発表
19分/39分 |
◆学校名を名乗ってスタート
○六郷小から「江戸」「伊達政宗」「富士山」について各グループごとに発表。 ◆御殿場東小のみなさん、何か質問はありませんか? ○質問に随時答える。 |
◆学校名を名乗ってスタート
○裾野南小から「お茶」「方言」「富士山」などについて各グループごとに発表。 ◆片平丁小のみなさん、何か質問はありませんか? ○質問に随時答える。 |
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話し合い
5分/ 40分 |
◆六郷小の皆さん、きょうの発表を聴いてどんな感想を持ちましたか?
○発表を受けて、お互いの感想や質問を交換させる。 ○クラス代表の挨拶 |
◆片平丁小の皆さん、きょうの発表を聴いてどんな感想を持ちましたか?
○発表を受けて、お互いの感想や質問を交換させる。 ○クラス代表の挨拶 |
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学習成果の確認
5分/45分
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「相手の地域を知ることが、
自分たちの地域の理解を深めることにつながった」等 ◆授業のまとめ ありがとうございました!さようなら! |
仙台市立六郷小学校によるすずめ踊り チュン
静岡の小学校と宮城の小学校のICTを使った交流学習の発表会です。
先生方の熱心な取り組みが、子供たちに伝わっている素晴らしい授業でした。
来る11月21日(月)13:00~16:45、台東区の東京文化財研究所地階セミナー室にて、第19回文化遺産国際協力コンソーシアム研究会セミナー「シルクロード 世界遺産登録後の問題と日本の課題」が開催される。申し込みは、http://www.jcic-heritage.jp/eventform/ まで。
9月25日(日)、東京・品川のTKPガーデンシティ品川で開催された、文化遺産国際協力コンソーシアム設立10周年記念セミナー・シンポジウム「文化遺産からつながる未来」に参加しました。
宮田亮平文化庁長官、柄博子国際交流基金理事による主催者挨拶につづき、古屋圭司衆議院議員「平山郁夫先生と私」、石澤良昭文化遺産国際協力コンソーシアム会長・上智大特別招聘教授「文化遺産により世界の架け橋を目指す-コンソーシアム10年を振り返って-」、岡田保良同コンソーシアム副会長・国士舘大イラク古代文化研究所長「文化遺産を支える人々の輪-混迷つづく国際社会の中で-」、宮廻正明東京藝術大教授「『クローン文化財』の文化遺産への活用と意義-デジタルとアナログを組み合わせた技術による人材育成-」、江島真也国際協力機構企画部長「文化遺産保存に対するJICAの取組-誰一人取り残されない世界の実現をめざして-」の各後援の後、関雄二同コンソーシアム副会長・国立民族博物館教授をモデレーター、ニュン・ハン東南アジア教育大臣機構考古学・美術センター上級研究員、青木繁夫東京文化財研究所名誉研究員、上記岡田氏、宮廻氏、江島氏を参加者としたディスカッションが実施されました。
静岡県と仙台市の小学校を結び共に学ぶ交流授業.
ICT学校間交流授業のコラボ新聞が発行されました。
認定NPO法人富士山世界遺産国民会議、富士(ふじ)の国(くに)”づくり推進会議(静岡県・山梨県)では、未来を担う子どもたちが富士山の文化的価値を知り、「富士山を大切に考える」大人に成長してくれることを願って、2014年度に静岡、山梨両県の全小学校に教材「富嶽三十六景で学ぶ 江戸に栄えた町人文化」を配布、教材を利用した授業の実施を促進してきました。この教材は授業で活用できる映像クリップのほか、葛飾北斎の「富嶽三十六景」全46景のデジタル画像等で構成されており、社会科や総合学習の時間に使われています。
今年度実施する交流学習は、ICT機器を活用して共に学び合う「協働学習」が注目されている現在、富士山の見える地域の小学生と、地理的に離れた地域の小学生とが、富士山や、日本の伝統文化について情報交換し、同じ教材を使って学習を深め合う、先導的な教育実践として企画されたものです。
1学期にはお互いの学区自慢などからスタートし、最終的な目標である教室同士をパソコンで結ぶ授業まで、半年ほどの取り組みとなっています。生まれ育ったふるさとを再発見し、その良さに気づいていく子どもたちの姿、リアルタイムでコミュニケーションするICT交流の可能性などを探っていきます。
静岡県裾野市立南小学校と宮城県仙台市立片平丁小学校と御殿場市立東小学校と仙台市立六郷小学校の生徒たちが、パソコンやiPadを使って交流します。ノートをインターネット上で共有するコラボノートを使って、生徒たちが調べた内容や写真、質問などを書き込みすることができ、離れた学校間で意見を出し合ったり、共同で作品をつくることができます。
この交流学習の内容を、生徒だけでなく、PTAの皆さんや交流学習を担当していない先生たちにも深く理解してもらうたに、「富士山キッズニュース」を発行しました。
静岡県教育情報化推進ワークショップ2016(9月9日実施)の会場で、「富士山キッズニュース」が配布されました。
9月25日(日)、東京・品川のTKPガーデンシティ品川で、文化遺産国際協力コンソーシアム設立10周年記念セミナー「文化遺産からつながる未来」が開催されます。
13:30~17:30の予定で、同コンソーシアム石澤良昭会長他の講演、ニュン・ハン東南アジア教育大臣機構考古学・美術センター上級研究員を招いたディスカッション等が行われます。
申し込みはコンソーシアムウェブサイトの申し込みフォームより。定員は300名。入場無料です。
8月29日(月)、米久株式会社より富士山基金への寄付の贈呈式が、同社首都圏事務所(中央区日本橋大伝馬町)で開催されました。御園生一彦代表取締役社長(左)より、目録を贈呈いただき、富士山会議より感謝状をお贈りしました。