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恒例!秋の読書月間2015 その3「富士山」

223magazine_20151015

文章を書くのが苦手という人も
「富士山」のことなら書ける、という話を聞いたことがある。
私もこうして文章を書くことを生業にしているので、
書くことは苦手ではないが、富士山を眺めていると詩人にすらなれそうな気がする。

秀麗富士は過去現在と多くの人を魅了してきたが、それは文豪とて同じ。
古今東西の作家が富士山について、小説、紀行、エッセイに著し、
俳句短歌に詠み込んできた。
その魅力を集めた一冊。

川端康成、太宰治、新田次郎、尾崎一雄、山下清、井伏鱒二、
夏目漱石、永井荷風、岡本かの子、若山牧水、森見登美彦。
文豪、詩人がいかに富士山を愛で、文章にしたか、
この1冊を読めばその作家に近づけるはず。(かも?)

富士山に絡む昔の文豪から最近の作家まで、アンソロジーをぜひ!


著者 千野 帽子(編集)
出版社 角川書店(2013年刊)
価格 720円(税込)

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