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夏2019(2)

夜空に華開く花火も夏のイベントに欠かせない風物詩だが、もう一つ、夏といえば「灯籠流し」だ。

河口湖で毎年開催される「富士河口湖灯籠流し」のイベントに参加してことがある。
とは言っても「灯籠を流す」側でなく、「湖面を彩る灯籠」を撮る側での参加だった。
実行委員会からお話を頂き、運営していた写真教室で「撮影チーム」を結成しての撮影だった。

ご存じの通り「灯籠流し」とは、一年に一度、お盆の時期に家々にお迎えしたご先祖様を再び送り帰す“送り火”の一つであり、古くから行われてきた日本の伝統行事の一つである。ここ河口湖でも毎年8月のお盆の時期には1,200艘を超える灯籠が湖面に浮かべられ、地元では河口湖の夏を彩る恒例行事として定着している。
この灯籠流しの話をすると必ず、「知ってる、知ってる。あのさだまさしの歌のやつでしょ」と言う人がいる。しかし、長崎での伝統行事は「精霊流し」。
さださんが歌うイメージから灯籠が静かに川や湖に浮かんでいそうだが、実際の精霊流しは、爆竹を鳴らし、提灯や花などで華やかに飾りつけをした精霊船に、初盆を迎えた故人の霊を乗せて西方浄土に送り出す。
同じ流しでも「精霊」と「灯籠」では全く違うのをこの時期長崎で実際の「精霊流し」を見てびっくり仰天したのがいい思い出だ。
と言うことで、写真アルバム(ちょっと古い表現)から参加した写真を見つけたので、
今年は久しぶりに参加してみようと思う。

撮影 本人(2014年の夏)

公式サイトはこちら
https://toronagashi.jp/

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