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富士山プチヒストリア ~富士山と関わった人物録 vol.1

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* 木花公園の中にある木花館に立つ木花咲耶姫像(鹿児島県南さつま市金峰町) 著者撮影

皆様、明けましておめでとうございます。
富士山イヤーだった2013年も終わり、新しい年が始まった。
新年に際し、新しい連載をスタート。その名も「富士山プチヒストリア」!
 
このプチヒストリアは「富士山と○○」として
富士山に関わりのある人物に焦点を当てて紹介していきたい。
 
富士山そのものをご神体とした信仰にはじまる富士山本宮浅間大社(静岡県富士宮市)は、
全国で千以上に及ぶ浅間神社の総本社で、
浅間大神と称される木花咲耶姫(コノハナサクヤビメ)を祭神としている。

木の花(桜の花とされる)が咲くように美しい女性の意味とするのが通説。

火山である日本一の秀峰「富士山」。
その火の山の噴火を鎮めるために木花咲耶姫は富士山に祀られたとしている神話や
永遠の命を天に求めるため山頂に登ったという伝承がある。

その木花開耶姫のふるさとが富士山から遠く離れた宮崎の地にもある。

先日宮崎を訪れた際、神阿多都比売(カムアタツヒメ)が降臨したという伝承が伝わる
薩摩国阿多郡阿多郷(現在の鹿児島県南さつま市の旧金峰町周辺)を尋ねた。
詳しい物語についてはまだ調べるに至っていないが、少しずつ調べていくつもり。

この地域は神話の町という町おこしも盛んで興味が沸き、足を伸ばしてみた結果、
思わぬ出会いに遠く離れた富士が目の前に出現した錯覚を覚えた。

今後どんな人物が登場するかは、お楽しみに!
 
参照 富士山本宮浅間大社HP (http://fuji-hongu.or.jp)

伝承その他はあくまでも一例になります。ご指摘、他の伝承などございましたらぜひ教えてください

223アートコンテンツへようこそ

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写真提供 平本 純さん(グランプリ受賞)の作品 写真提供 酒井 久美子さん(準グランプリ受賞)の作品

「富士山アートコンテンツ」グランプリの投稿作品が
ダウンロードできるサービスがまもなくスタート。


223万円のグランプリ賞金でも話題になったコンテンツに投稿された写真が
この度 無料でダウンロードできることになった。

「グランプリ 富士山頂上賞」を受賞した平本 純 さんの作品をはじめとして
「準グランプリ 富士山5合目賞」、
各界の著名人がセレクトした「私の買いたい1点賞」など、
各賞を受賞した作品も全てダウンロードできる。
 

ダウンロード開始は2013年11月23日より

秋の夜長富士山読書月間2013「なぜ 富士山は世界遺産になったのか」

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「秋の夜長富士山読書月間」の最後にご紹介するのはこの本。

NPO法人「富士山を世界遺産にする国民会議」の運営委員長として
長年に亘り活動してきた著者が、登録までの知られざるエピソードを紹介している。
いかにして富士山は世界遺産になり得たかを一番身近で全てを知る著者が明かす。

今年出版が続く富士山関連の本の中でもドキュメント性が強く、
あっという間に読破してしまった。


著者は言う
「富士山を世界遺産にするそのプロセスが重要である。
  富士山を世界遺産にするには、真に国民が世界や国を愛する心が必要であり、
  その心を磨くことにつながる、ということです。そしてその通りになった。」

併せて富士山と文学、富士山と芸術など、
文化としての富士の魅力を解説している。
 
発行 PHP研究所
価格 1365円(税込)

 

秋の夜長富士山読書月間2013「ぼくの仕事場は富士山です」

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30歳を過ぎて初めて富士山に登ったという異色ガイドが著者。


富士山のふもとで生まれ、育つ。
身近であり、好きな富士山と働くのが当たり前に映る。
言わば理想な人生に違いないと勝手に想像してしまうが、
実はそんなことはなかったと著者は語る。

あくまでも仕事の対象に過ぎなかった富士山だが、
登る毎にその新たな魅力に魅せられていったそうだ。
今や新時代の富士山ガイドとして、
第一人者になっていった過程の話はとっても興味深い。

2002年10月、任意団体「富士山登山学校ごうりき」を設立し、
翌年から少人数の富士登山ツアーをはじめてから500回以上富士山に登っている。
富士山登山第一人者の言葉はさすが奥が深い。
 
発行 講談社
価格 1,260円(税込)

秋の夜長富士山読書月間2013「富士山を語る」

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いくら語っても語り尽くせないのが富士の魅力だろう。

しかしその語り尽くせない富士をありとあらゆる角度から分析している。
主に富士山をテーマにした講演、

パネルディスカッション、特別鼎談(ていだん)、
新聞の記事を収録している。

内容は、富士山情報だけでなく、
西洋と日本の自然観の違い、哲学、
富士山を描く画家など幅広い内容を取り上げている。

読後の感想は改めて文化遺産になるべくしてなった
富士の偉大さに感動を覚えた。

世界遺産登録以前、2013年2月の発行ということもあり、
熱く語る有識者の皆様の熱が伝わってくるような一冊になっている。

 
発行 静岡新聞社
価格 1,575円(税込)

秋の夜長富士山読書月間2013「富士山百画 100 Portraits of Fujisan」

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高階秀爾大原美術館館長を委員長とする「富士山百画選定委員会」を組織し、

古来様々に描かれてきた絵画の中から著名な作品を百点選定し、
この「富士山百画」は編纂されている。

この1冊で富士山名画の全てがわかると言っても過言ではない。

実際ページを開くと、改めて富士山がこれほどまでの芸術家に愛され、
作品の対象になっていたことに驚く。

掲載画家は
尾形光琳、円山応挙、横山華山、葛飾北斎、白隠慧鶴、歌川広重、黒田清輝、
富岡鉄斎、川合玉堂、小川芋銭、川端龍子、梅原龍三郎、棟方志功、横山大観ほか
100作家100作品。

見事の一言である。
家宝にしたいと思う。

 
発行 株式会社美術出版社
価格 1,260円(税込)

秋の夜長富士山読書月間2013「富士山の単語帳」

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この本の監修は『山の単語帳』の著者で世界的登山家の田部井淳子さん。
以前このコーナーでも「日本人なら富士山に登ろう!」を紹介している。
企画・編著は富士学会副理事長兼事務局長の佐野充氏。


最強の達人がタッグを組めば内容も読みごたえあり。
この本の特徴は何と言っても専門的になりがちな内容を易しく読みやすい解説にしている点。
この難しいことを簡単に解説するのが達人のなさる技だと思う。

富士山をめぐる様々なシーンを美しい写真で紡いだ「富士山の小事典」、

富士山に興味を抱く全ての人達にとって間違いなく満足して頂ける一冊になっている。
 
発行 世界文化社
価格 1,890円(税込)

世界遺産登録富士山構成資産ガイドブック

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秋と言えば「読書」、秋の夜長は読書しかない!と強引に宣言して、
毎年御馴染の「秋の夜長富士山読書月間」の季節がやってきました。
 

今年発行された富士山関連の本を中心に
名著を掘り起こしたりと新旧織り交ぜてご紹介する。
 
先ずはこちら
世界文化遺産に登録が決まったということもあり、
そもそも世界遺産ってどこを指すの?
という素朴な疑問がこの一冊で全て解消。
 
山頂の信仰遺跡、登山道、富士五湖、神社などの構成資産を、
美しい写真とともにフルカラーで紹介。

登山の季節は終わったけれど、
秋はこのガイドを手に各所を訪ねるのが正しい富士山の楽しみ方。
決定版ガイドブックな一冊!

 
発行 山梨日日新聞社
価格 972円(税込)

2014年カレンダーは富士山で決まり

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9月の声を聞くと一気に秋の気配を感じてしまう。

2013年も残すところあと4カ月と書くと少し焦ってしまう。
しかし容赦なく時は過ぎ去り、気が早いと言っても、
2014年のカレンダーの噂も聞こえてくる。

2013年は何と言っても
世界遺産に登録のビックニュースが日本中を興奮させてくれた。
と言うことで2014年のカレンダーは
富士山の図案がたくさん使用されるのではないか?という予感。

そんな予感が的中するかのように
早くも2014年度富士山カレンダーを発見した。

富士山が見える場所に住んでいる人もそうでない人も、
常に家の中に富士山を感じていたいという人は多いはず。
 

お問い合わせ先 株式会社廣済堂
情報コミュニケーション事業本部
管理部 松戸宛
〒108-0014
東京都港区芝4-6-12
TEL 03-3453-0554
FAX 03-3453-0998


羽田空港に開店した富士山店?

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羽田空港第2 ターミナルにグランドオープンした
"遊 中川 日本市” の2号店のネオンサインがこちら。

ブランドコンセプトは「日本の土産もの」。
全国津々浦々、土地土地で産まれた工芸やモチーフにこだわったモノ作りで
お土産業界の地産地消モデルの確立を目指すブランドとあるが、
この看板を見る限り、富士山専門店?と想像してしまう。

この223マガジンでもかねてからご紹介してきた「遊 中川」の商品。
遊び心満載でなおかつデザイン的にも秀逸。
お店の前を通る度に新しい発見があり、ついレジに並んでします。
目が離せないショップである。

羽田にお立ち寄りの際はぜひ!
 

店舗名 遊 中川 日本市 羽田空港第 2 ターミナル店
住所
東京都大田区羽田空港 3 丁目 4 番 2 号 羽田空港
第 2 ターミナルビル駅地下 1 階
TEL 03-3747-0460
営業時間 8:00 ~ 20:00

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