ニュース

エイプリル 富士山 その3

掲載したような写真の切符が発売になったので、河口湖に住む後輩に買いに行ってもらった。
(まだ手元にはないので写真でお許しください)
桜の季節に併せて富士急行線内(大月~河口湖)が乗り降り自由になる。この時期河口湖に行けるかどうかは今のところ未定。しかし何はともあれ切符だけは購入しておこうと後輩に連絡した。

私 「切符買っておいてくんないかな?」
後輩「またっすか? 前もなんか切符買っておけとか連絡して結局取りに来なかったじゃないですか」
私 「細かいこと言うなよ、今度河口湖に行ったらおごるからさ」
後輩「って言うか電車じゃ来ないでしょ。そもそも、いつも車でしょ、切符なんていらないじゃないですか!」
私 「いいんだよ、買うことに意義があるんだからさ」
後輩「立て替えとけばいいんですね。ちゃんと乗ってくださいよ、乗らないのに乗ったようなこと書いたらばらしますからね」
ドキ!

まあこんな会話があり、一応切符を買ったが、先にも書いたように河口湖に今月中に行く計画は現時点ではない。
ましてや「切符は買えても、桜の咲いている時期は無理かなァ」と、後輩の言うこともあながち間違っていないと自責の念にかられる。

公式サイトはこちら
http://www.fujikyu-railway.jp/sakura2018/

エイプリル 富士山 その2

2018年はどんな年かというと、横山大観(1868-1958)の生誕150年、没後60年を記念すべき年なのである。
東京国立近代美術館には少なくとも数回は通いたいと計画している。
何と言っても「大観と言えば富士」。
数多の画家が描く富士山だが、それでも「富士山と言えば」で称されるのは横山大観ただ一人である。

水戸の武家に生まれて、そのため強い愛国心を持っていて『富士は日本の象徴でなければならない』と語っていたという大観。
かつて大好きなテレビ番組「開運 なんでも鑑定団」に、鑑定対象が横山大観の作だという作品が持ち込まれた際、本人評価額1,000万円についた価格が3,000万円だったことが鮮明に記憶に残っている。
もちろん金額だけで大観を図ることなどもっての外には違いないが、番組を見ていて司会者による「open the price」掛け声があり、「一 十 百 千  十万 百万 三千万円」とスタジオがどよめいたのも覚えている。
10年ぶりの大回顧展。今からワクワクしています。

展示情報
東京国立近代美術館 2018年4月13日(金)〜5月27日(日)
京都国立近代美術館2018年6月8日(金)~ 7月22日(日)
公式サイト http://taikan2018.exhn.jp

エイプリル 富士山 その1

新しい会社や学校、新しい環境、新しい土地で4月を迎えた人も大勢いらっしゃるのではないでしょうか?
私のように特に何も変わらぬ日々を送っていても、4月は気持ちが新たになる気がします。
さて4月。桜がいつもより速度を速めていて、桜祭りには葉桜なんてニュースも聞こえてきますが、それが自然、それが桜ですね、としか言いようがありません。でも、桜の下で季節を感じたいのは誰もが一緒。桜前線に気を揉んでいらっしゃる方々のご苦労は計り知れません。

さて桜前線が過ぎたとはいえ、富士山の周辺ではまだまだこれから桜が鑑賞できるスポットもあり、富士山と桜の饗宴が楽しみです。

私の富士山ネタはこの写真。
「JR TOKYO Wide Pass 」のポスターです。
JR 東日本で、2015 年11月 19 日より訪日外国人旅行者向けのおトクな切符を発売していて、その名称が「JR TOKYO Wide Pass」。
説明文によりますと、
「関東エリアの新幹線、特急列車の指定席が 3 日間乗り降り自由(ワンダフル!)
東京臨海高速鉄道線、訪日旅行客に人気の越後湯沢駅やガーラ湯沢駅をエリアに加え、富士山や軽井沢、日光方面など訪日外国人旅行者に人気の観光スポットの他、お台場や日本のスノーリゾートも楽しめる(ファイン!) 」

キリッとしたポスターの図案は富士山。鎌倉駅で捕捉(ゲット)したポスターは旅の予感満載、週末はどっか行きたくなりました。

撮影 本人(JR鎌倉駅にて)

春になれば その4

梅も散ったか、いよいよ春到来!と思いきや、富士山の麓のみならず都内や私の住む鎌倉でも雪が降った春分の日、せっかく開きかけた桜のつぼみも、また少しだけつぼみを閉じたのでないだろうか?
とはいうものの、山肌は色が薄く桃色がかり、桜の季節がやってきた。

思えばこの季節にはほぼ、桜名所情報をお届けしている。223の趣旨である富士山の風物を追うことはもちろんだが、いかに富士山と桜のツーショットを撮影するかにこの季節追われることになる。まあいいや来週行こうとか、来週撮影すればいいやは当然通用しない。
書庫に行き、いままで買った桜の本や情報誌を振り返り、はたまたインターネットで桜情報を検索して時間が過ぎてゆく。

話は突然変わるが、富士山を観に行く際、鎌倉から車で行くのが定番になるが、その際行く道中から気持ちを盛り上げるために、選曲にも一応凝ることを信条としている。
この「富士山だ」は、特に春のことを歌ったわけでなく、春夏秋冬の四季を歌っている歌なのだが、テンポの良さが相まって、なぜか私の中では春富士の定番ソングになっている。
冬から春へ、気持ちも朗らかに「富士山だ 富士山だ!」と口ずさむだけで、春の雪解けが始まる富士山が想像できる。
もうすぐ桜の季節、皆さんはどこで桜と富士山をご覧になりますか?

「富士山だ」は静岡出身の増田惠子にも歌って欲しいと加藤登紀子さんがリクエストし実現した名曲です!

作品情報
「富士山だ」 作詞 阿久悠 作曲 加藤登紀子 レーベル 日本コロムビア

春になれば その3

春になると一番に買うものがある。
ティシャツだ。
この223マガジンにも多々登場しているティシャツ。持っている数で言えば手ぬぐいに及ばないが、それでも富士山がプリントされているものを何枚か所有している。
しかし私はコレクターではないため、気に入ると使い込んでしまう。ティシャツなら一年中着てしまうので消耗が激しく、いつか廃棄となる。そしてまた買うというサイクルだ。

ある晴れた日曜日、お気に入りの店に出向き、この春の一枚を探した。そして見つけたのがこの写真のティシャツだ。
富士山であるという表記はない。なんとなく山のイラストが描かれているだけだ。
それでもググっときた。今年の一枚はこれだ!と直感した。

他の服、例えばスーツやジャケットやコートなら、いくらググっと来ても値段は別だ。
ああいいなと思って、プライスカードを見て棚に戻したりすることの方が多いが、何と言ってもティシャツだ。一期一会だしな、と買うことができる。
これは手ぬぐいも同様、お財布にも優しい買い物なのだ。
ということで今年の一枚目をゲット!

撮影 本人

春になれば その2

桜ばかりに気をとられていると、梅に気づかないまま春を迎えることになる。
2月の末に鎌倉円覚寺に梅鑑賞をしに行った。正確には梅を撮影する旅を主宰したので、1日中参加者の皆様と梅尽くしを満喫した。

桜に比べその存在はおとなしい。しかし、梅の素晴らしさを知ると後戻りできなくなるという写真家の人もまた多い。桜に比べ色が淡く、撮影も難しいそうだ。

そして富士山と梅のマッチングでいえば、箱根、駿河湾や伊豆半島を一望できる岩本山公園。公園が公開しているデータによると、30種389本の梅が植わっているそうだ。
あっと言う間に散る梅だが、標高が460mと少し高所にあるため、開花の時期が少し遅い梅の里(裾野市)もこれから見どころを迎える。ヘルシーパーク裾野に隣接する丘陵地にあり、約700本の梅が植えられている。

毎年、私自身気が付くと桜ばかりを追って梅をゾンザイに扱ってきたので、今年は自身の梅の鑑賞体験も交えて梅情報をお届けした。さて肝心の写真だが梅の写真がない。
もちろん鎌倉で撮影したものを掲載してもいいが、富士山とは全く無関係ということで、急遽小田原に向かい、3万5千本もの白梅の木を誇る「曽我別所梅林」へ。
富士山をバックに梅の咲き誇る景色を撮影しようとしたが、あいにくの曇り。富士山は全く見えず、梅のみの撮影になってしまったという結末。

撮影場所 小田原曽我別所梅林

春になれば その1

毎年ワクワクする季節がやって来る。
春である。
なぜこんなに春を待ち焦がれるかと言えば、その理由のひとつには「桜」が欠かせない。
春と言えば桜、桜と言えば富士と桜、これぞ!日本の景色だと思っている。
・・・と毎年言っているかも?

寒かった冬も、3月の声を聞いた途端グッと気温が上がり、春を実感し、一日一日と桜の季節が近づいてくる。桜と富士山を両方楽しめる名所に、今年も大勢の人が訪れるのだろう。(もちろん私もその1人だ)

そんな桜と富士山を一緒に楽しめるマグカップを発見したので購入した。
家にあるマグカップを数えたことはないが、ひとつの棚はマグで埋め尽くされ、もうこれ以上マグを入れる場所がないし、家族からは「またマグ買ってきたの?」と冷ややかな視線が背中に突き刺さる。
というわけで、一足お先に富士山と桜の景色をお届けする。

購入場所 スターバックス鎌倉御成店
撮影 本人

2月23日は富士山の日 その四

今年もまた2月23日を迎えられた。
2月23日。富士山の日。私達にとっては特別な日ですが、この後天皇の2019年4月30日退位に伴い、2020年のこの2月23日は新天皇誕生日になる。新しい元号が何になるかは今後の楽しみとして、先ずは2月23日が普通の日であるのは今年と来年だけになる。
とっても感慨深い。

毎年1月1日には、その年の家族の無病息災と平和を念じて、初日の出と富士山に手を合わせる。
そして、2月23日は、富士山が見えても見えなくても、富士山の方角に向って感謝を伝える。特に何かを念じるのでなく、ただただその日が迎えられたことに感謝するだけ。日々元気を与えてくれる存在であり、勇気をもたらしてくれる富士山へ、この2月23日は感謝する。正直、この連載がスタートするまでは、この「感謝」という気持ちはなかったと思う。もちろんこうして連載をさせていただく感謝もある。しかしそれ以上に富士山という存在が「感謝」なのである。
それが2020年には、同時に天皇陛下への「誕生日おめでとうございます」という想いが加わる。

現皇太子様は今までも富士山への想いを伝えてくださっている。
かつて登山専門誌「岳人」(東京新聞出版局)に、「富士山に登って」と題したエッセーを寄せておられる。
世界文化遺産となった富士山に対する幼少時からのふれあい、初登頂時の思い出などを、ご自身で撮影した富士山の写真とともに寄稿された。
皇太子さまの初登頂は2008年8月。その際には「雄大な景色に見惚れるうち、長年来の夢が叶い、富士山に初登頂できた喜びもひしひしとわいてきた」とお言葉を述べられている。
天皇陛下になられた後の富士山へのコメントも今から楽しみだ。
さて天皇陛下になられた後の登頂はあるのだろうか?
今からとても楽しみにしている。

撮影 本人  逗子マリーナからの富士山

2月23日は富士山の日 その三

何かと騒がしい相撲界だが、それでも場所がある季節は星の行方が気になる。
おばあちゃんっ子というか、年寄りと一緒にお茶を飲んで相撲を見るのが好きだったので、最初のヒーローは長島や王でなく、大鵬だった。
家の湯呑みは国技館のお土産だったし、父は祝いの席では相撲甚句が十八番だった。
千代の富士が貴乃花に破れ引退を決めた取り組みは、たまにビデオで放映されるだけでも感動して魂が震える。

そんな我が家のカレンダーがこれだ。
実は家族にはあまり評判がよろしくない。
リビングには貼らないでね。やんわりと釘を刺されて、自分の部屋にひっそりと貼り、一人悦に入っている。
まぁ、家族の言う理由もわからないではない。
つまり、今はカレンダーを貼ることが、あまりポピュラーではない時代なのだそうだ。
アプリでいいじゃない、つまりスマホがあるから壁掛けのカレンダーは不用らしい。
まぁ、言っている意味はわからなくもないが、私は相変わらず壁掛けカレンダー派。
今年はこの相撲カレンダーと一年を過ごしている。

撮影 本人

2月23日は富士山の日その二

自称「世界でただ一人のタワー評論家」の私がタイトルで買ったのが、2003年に出版された「太陽の塔」。当時この本の作者である森見登美彦さんの事など全く知らず書店で買ったが、この本がデビュー作だったと後から知った。
その後2007年『夜は短し歩けよ乙女』で山本周五郎賞を、2010年『ペンギン・ハイウェイ』で日本SF大賞を受賞するなど、あっという間に人気作家の仲間入りを果たし、本棚に森見さんの本が増えていった。

膨大な数の本が出版される。日本著者販促センターのデータによると現在、1日に新刊は約 200冊出ていて1ヶ月にすると約 6,000冊、年間にすると約 7万冊もの新刊が出ているそうだ。その中で、一人の作家と出会うことは奇跡だと思っている。

そのタワーが縁で出会った森見さんの新刊が本屋に並んだので早速購入した。
「太陽と乙女」(新潮社刊)。タイトルとは全く関連性がないが、表紙には富士山が描かれている。
富士山好きな方は、ぜひご自身でも本を購入し、良く見て頂きたいのだが、この富士山が絶妙に素晴らしい。
富士山コレクターとしては、この富士山をぜひ自分用に書き下ろして頂きたいぐらいに惚れてしまった。
(すいません、内容が本とかけ離れていますね)
人生は素晴らしい出会いが全て、これは本にも当てはまる。
素晴らしい本との出会いは人生を豊かにしますね。

撮影 本人

supported by