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ほっと一息つきたい方へ

年末である。
もうすぐお正月もやってくる。
あと一息で休暇だと自分を鼓舞して、年末進行のスケジュールに追われている。

今年もお世話になったものに、富士山定点カメラがある。
「定点カメラ」とは字の如く、備え付けられているカメラ。私は自宅にいながら、毎朝ルーテインのようにいくつもの定点カメラで富士山を追う。もちろん、定点カメラがあっても富士山は顔を出さない日もある。それでも必ず、定点カメラから富士山ウオッチの1日が始まる。
私はこの定点が好きで、フェイスブックが世間に広まり出した頃、毎朝の朝食を定点観測して3年間1日も休まず継続させたのが自慢だ。

まずはこちら。

静岡県 ライブカメラビュー
静岡県の公式ホームページが運営するライブカメラになる。
https://www.pref.shizuoka.jp/~live/

さらに静岡県にある定点カメラは、「伊豆市ライブカメラ」「富士山すその歳時記」「富士山ライブカメラ」「富士宮市富士山ライブカメラ」「薩埵(さった)峠富士山ライブカメラ」 「日本平夢テラス 」にリンクされているので、是非、まずは上記のURLから見ていただきたい。
私は多少時間のある朝などはすべてのカメラを見る。定点カメラ散歩をしているので、気がつくとすぐ1時間ぐらいこのサイトにいることもある。

さて、次のお気に入りは山梨県側から「絶景くんの富士山中継」。(http://www.vill.yamanakako.yamanashi.jp/zekkei/

「絶景くん」の名の通り、自宅にいながらにして富士山の絶景を眺めることができる。先日は防水の通信機器を使い風呂の中で絶景を堪能して悦に入った(完全な自己満足です)。このカメラは何度か足を運んだことのある「山中湖交流プラザきらら」からの定点撮影になっているので親近感もある。

最後はこちら。今日は1日富士山を眺めていたい人向け。
富士山一周ライブカメラ(https://fujigokowind.net/guide/

はっきりとは覚えていないが、このカメラが設置された頃は確か10台程度のカメラ数だったと記憶している。今では100台以上になっているはず。
サイトには地図が掲載されていて、自分が見たい場所をクリックすると、映像(静止画と動画がある)からの景色を見ることができる。

まさにオールラウンドビューが楽しめる
インデックスページにはこちらからどうぞ
https://fujigokowind.net/guide/livecamera_list.php

さあ、このように年末の忙しい中、ほっと一息つきたい時は、好きなコーヒーでも淹れながら、是非富士山定点カメラでもお楽しみください。

写真は我が家からの不定点カメラで撮影した富士山

宮崎泰一さん的”いいね”獲得写真ランキング

この季節はなんとなく一年を振り返りたくなる。
どうやって振り返るかを考えていたら、この人を思い出した。
この223マガジンでも度々登場してくれる宮崎泰一さん。
富士山の写真をご自身のフェイスブックに毎日投稿されている宮崎さんは、日々富士山を撮影する事を愛してやまない方である。
宮崎さんの写真は富士山愛に溢れている。
私の日課はほぼ毎日、宮崎さんの富士山写真をチェックすることから始まる。

そんな宮崎さんにご自身が撮影された2019年の一番お気に入りの富士山を教えてくださいとお願いした。
そして届いた写真がこちら。

綺麗に雪化粧した富士山をバックに、なんと季節外れのひまわりが咲き誇るというインパクトある一枚。

宮崎さんのコメントにも、『初めてこのような光景が撮れて感激しました。』とある。
そりゃそうでしょう。私も感激しました。

宮崎泰一さん、とびきりの写真をありがとうございます。
皆さんの今年のベストショットはどんな一枚ですか?

撮影日 2019年11月12日
場所 富士宮市北山
撮影者 宮崎泰一さん

宮崎さんのサイトはこちらになります。
https://www.facebook.com/taitan21

個人的な駅弁ランキング

1位 シウマイ弁当(崎陽軒 横浜)
2位 峠の釜飯(荻野屋 群馬)
3位 鯵の押し寿司(大船軒 鎌倉)

1位と3位は地元なので、まあ妥当なセレクトだと思う。2位は20代のスキーツアーが影響していて、駅弁と言うより横川のドライブインで食べた方が多いので 厳密に言うと駅弁ランキングからは除外せねばならない。

峠の釜めしは、言わずと知れた日本を代表する駅弁。
信越本線の横川駅開業と同時に駅弁を提供してきたおぎのやが、1958年から販売を始めた名物駅弁であり、また自動車旅行の到来に併せて「峠の釜めし・ドライブイン(現荻野屋横川店)」を1962年にオープンしてさらに人気に拍車がかかる。

1997年の長野新幹線開業で、信越本線の横川駅と軽井沢駅間が廃線となり、横川駅での販売数が激減するが、その他の駅などに販売網を拡大していて人気は衰えない。
ちなみに今回は、私は東京駅で購入しました。

実は最近まで富士山パッケージになっているのを知らなかった。2019年の今年、創業135年目を迎えたキングオブ駅弁をぜひ!

撮影 本人

荻野屋サイトはこちら
https://www.oginoya.co.jp/

勝手に恒例!11月は? そう読書月間 その4

横浜のハズれにある生まれ故郷は森や川を身近に感じられる場所だったので、時おり無性に緑に包まれたくなる衝動に駆られる。

現在の住まい鎌倉は海もあるが、緑も豊かなので、まち歩きや浜辺の散歩と同様に低い山をよく歩く。

“富士山に登ると富士山を観ることができない”(あくまで例えです)ので、富士山が眺めることができる山が好きだ。
ポータブルのコーヒーキットをリュックに入れて、家から1時間程度の週末山歩きを楽しみにしている。
大抵は近所だか、今回紹介する本にある奥秩父には年に2.3度足を伸ばす。
理由は単純。友達がいてガイドをしてくれるからだ。
週末友人宅で一泊して翌朝歩き始め、昼にコーヒーポイントを見つけコーヒーブレイク。日が暮れる前には帰宅の途につく。

奥秩父と奥多摩に内容は別れている。

ちなみに奥秩父では
コース15の『雲取山・飛龍山』から始まり、コース27の『茅ヶ岳・金ヶ岳』までの計12のコースが紹介されている。

しかし、まだこのガイドの表紙にあるような山越の富士山絶景に出合えていない。
次こそ自分のカメラに絶景を収めたい。

秋の散策シーズン、ぜひお気に入りのコースを発見してお出かけください。

撮影 本人

ヤマケイアルペンガイド 奥多摩・奥秩父
発行 山と溪谷社(2019年10月発行)
価格 2,750円(税込)

勝手に恒例!11月は? そう読書月間 その3

女郎ぐもや波小僧、かっぱなど、静岡県にもさまざまな妖怪伝説が語り継がれている。それをまとめた一冊。

昭和生まれの私の妖怪との出会いはもちろん ゲゲゲの鬼太郎(水木しげる作)だ。

怖い妖怪と言うより、子供たちの友達の妖怪だったように記憶しているし、昭和から平成、そして令和の時代になっても、まだ新しいシリーズが生まれている鬼太郎。時代が変わっても妖怪人気は子供たちにとっては不変なのかも知れない。

本書で紹介している妖怪の一つ『波小僧』の昔話がこちら。

「昔、漁師に捕えられた波小僧が、海へ逃してくれた恩返しとして、天気の変わり目を大きな音で知らせるようになりました。
地元では、天候の変わり目に突然鳴り出し、すっと鳴り止む遠州灘の海鳴りを『波小僧』と呼びます。
この不思議な現象は、遠州七不思議のひとつとして今日に伝えられています。」
(「 」内は御前崎サイトより引用)

もう一つ、最近の『妖怪ウォッチ』に登場する女郎蜘蛛だが、本書では伊豆市にある浄蓮の滝に残る話として紹介している。

伊豆以外でも仙台市の賢淵がよく知られているし、徳島にも伝説がある。
人気の高い妖怪なのである。

静岡に妖怪がいたことを今に伝える不思議な話をぜひお読みください。

御前崎ホームページはこちら

https://www.city.omaezaki.shizuoka.jp/kanko/watch_goaround/namikozo.html

撮影 本人

しずおか 妖怪・奇談を訪ねて―現代に残る不思議スポット

発行  静岡新聞社(2016年6月発行)

価格 1,320円(税込)

勝手に恒例!11月は? そう読書月間 その2

発行からは少し時間が経過しているが、2016年に発売された「くらべる東西」は、「目でみる漢字」や「目でみることば」を手掛けてきたおかべたかしさんと山出高士さんによるもの。
関東と関西にある同じものの写真を対比し、その違いが生まれた背景を分かりやすく解説するという内容でとても楽しい一冊である。

表紙にもなっている銭湯はご覧の通り富士山。
関東の銭湯は富士山が描かれているが、関西の銭湯には富士山はない。

もちろん富士山図案以外にも湯船の位置の違いでは、関西は商人が多いので身体を温めるから湯船が中央にあり、肉体労働者が多い関東は身体を洗ってから湯船に入るので位置が奥になると解説がある。
もちろん銭湯以外にもいなり寿司やちらし寿司などの食べ物、人に関すること、おもちゃ、果てはネコの特徴など、34の違いが紹介されている。
個人的には猫ネタが一番面白かった。

撮影 本人

くらべる東西

発行 東京書籍(2016年6月発行)

価格  1,430円(税込)

勝手に恒例!11月は? そう読書月間 その1

この恒例読書月間についてはタイムリーなネタはあまりない。
日々本屋に立ち寄って富士山関連の本を買い、11月にテキストに起こす。
しかし、時にはこのようにタイムリーなネタと出会う。

山と溪谷の11月号の特集は表紙のごとく『富士山』
〜眺めるだけではわからない。日本が誇る富士のほんとうの姿をこの1冊に〜と解説が付く。
日本人の尊崇の対象である富士山を山と溪谷らしいアプローチで内容の濃い一冊に仕上がっている。
書店で発見した時のインパクトもさることながら、読み応えも掲載されている写真もさすが山と溪谷の歴史を感じさせる。

骨太の一冊をぜひお手元に。

撮影 本人

発行 山と溪谷 (2019年11月号)

価格 1,100円(税込)

すでに富士山超えてます

古い話で恐縮だが、かつてパン屋をプロデユースしていた時期があった。パンの本も制作をしていた時期には取材と称して各地の名店を巡った。
もちろん今でも新しいパン屋情報には敏感な方だと自負している。
先日、友人のパン仲間が届けてくれた情報がこちら。「すでに富士山超えてます」が彼の住む近所に開店したそうだ。

「お前、パンの情報があるぞ」と富士山ネタと合わせて送ってくれたのがこの写真。
「すでに富士山超えてます」の店名はもちろん富士山へのリスペクトだそうだ。
さらにウエブサイトには「食パン作りにかける意気込み、味と品質への自信を表現した」とある。

そこで情報提供者にメールをした。「写真を送ってくれたのはありがたいけど、肝心なパンはいつ送ってくれるのよ?」と厚かましくも返信した。
すると彼からは「商品はプレーンとレーズンの食パン2種だ」と返信。いや僕の言いたいのは種類でなく、いつ食べられるかが大切なわけ。

なんでも人気で買えないから、「買えたら《いつか》送るよ」と返信がきた。
《いつか》が「いつか来たためしがない」のは世の常だ。
こだわりの小麦粉、添加物を使わない生クリーム、宮古島の雪塩、国産バターを使用している。
その噂の商品はプレーン「最高峰」(税別800円、2斤)レーズン「御来光」(980円、2斤)だそう!

■すでに富士山超えてます
住所:静岡県静岡市葵区鷹匠2-9-4
TEL:054-255-3222
営業時間:10時~18時
定休日:不定休
https://fujisan-koetemasu.com/

自分で作る消しゴム?

文房具好きが多いという話をよく聞くし、知り合いのイベントプロデユーサーはその文房具好きを対象にした文房具サミットを毎年主催して、大いに文房具業界を盛り上げている。
数十円で買えるものから高級万年筆まで、そして子供から大人までが夢中になる文房具の魅力とは、一体いかなるものなのだろうか?

職場から近い場所にある銀座伊東屋はまさに文房具好きの聖地だし、聖地に行かなくても近所の昔ながらの文房具店に行くだけで、必ず「ついで買い」をしてしまう。
鉛筆なんて最近使わないのに、かっこいいシャープナー(鉛筆削り)を買ったり、紙の書類がなくなっているにもかかわらず、保存用のファイルを買ってしまう。
「魅力は何か?」の答えにはあまりなっていないかもしれないが、仕事をするデスクの上には少なからず、仕事疲れを和ませてくれる存在としての文房具があると思う。
パソコンで資料を作成しているので ほぼ消しゴムは必要ないが、私の机には幾つもの消しゴムや鉛筆がある。

家族からは「また買ったの?」と冷ややかな眼を向けられることも多々ある。
だけど買ってしまう。
まあ要するにコンビニエンスストアのレジ横にある100円のお饅頭みたいな存在だ。
このようについつい買ってしまうのが文房具の魅力の一つにちがいない。

そしてもう一つは嗜好品としても文房具が存在するのも確かだろう。
ほとんど使用しないが胸ポケットにモンブランをさしている人を見かけるが、これも文房具は筆記具としてより、胸元を飾るアクセサリーになっている。
私もインクを入れた万年筆が一度も使わないうちにインクを蒸発させたことがある。この時も妻の視線は冷ややかだった。「使わないくせに」と言葉には出さなくとも、目が物語っていた。

ということで富士山の消しゴム!
詳しくはウエブサイトをご覧いただくとして「自分で作る富士山消しゴム」。

文字を消すことはしばらくなさそうですが、これはアリ!です

商品案内はこちら
https://bungu.plus.co.jp/special/st/2019/fujisan/

パンケーキとホットケーキ

パンケーキが好きだ。焼きたてのパンケーキの上にメイプルシロップをかけて食べる幸せ。カロリーなんて気にしてはいられない。

しかし、私のような昭和生まれにとっては「パンケーキ?ホットケーキだろ!」と言いたくなるが、「じゃあ、パンケーキとホットケーキの違いは?」と聞かれても答える術を知らない。
解説しているものもあるが、パンケーキはベーコンやスクランブルが添えられていて、あまり甘くないとか、実は明確な区別はない(と思う)。
子供の頃は母が作ってくれる森永製菓のホットケーキミックスが定番だった。
以前、どうしてもその当時のホットケーキを味わいたく、妻にホットケーキミックスを買ってもらい作って食べたが、なんとなく当時の味とは違う気がした。記憶の味覚とはそんなものなのだろう。
今、巷ではパンケーキの店も数多くあり、人気店などは行列ができていて、食べたくてもなかなかパンケーキにたどり着けない場合もある。
ここの店もいつも大勢の人で賑わっている。
河口湖で宿泊するのはいつもの登り坂ホテル。
その1階に昨年オープンしたのが富士山の溶岩窯で焼き上げる富士山パンケーキ屋さん。
行こう行こうと思っていたが、今年はなかなか行く機会に恵まれず、やっと出向いたが混んでいたので諦めて帰ろうとすると、妻はそれでもせっかく来たんだから食べようと強いリクエストを受け、店で並んだ。
もちろん並んだ甲斐はあったので、満足のパンケーキだったのは言うまでもない。しかし改めて、母の作ってくれたホットケーキが懐かしくもあり、少しだけほろ苦い気持ちになった。

追伸
「パンケーキとホットケーキ問題」、アメリカではホットケーキでは通じないことがある。

撮影 本人
公式サイト https://fujisanpancake.com

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